医療・健康ガイド

【眼科】手術での抗がん剤

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眼科の手術で抗がん剤を使用していると聞きましたが、どういう場合に使用されているのですか?(高石市58歳主婦)

多くは緑内障・翼状片の手術の際に、使用しています。緑内障は、眼の中にある特殊な水(房水)の流れが悪くなり、視神経に悪影響を及ぼし、視野が狭くなる病気です。手術は眼の中と白眼(強膜)間にトンネルを作り、そこから房水を眼外に導きますが、細胞(繊維芽細胞)が増殖してトンネルを塞いでしまいます。そのため抗がん剤を使用して、細胞の増殖を防ぎ、トンネルの通過を良くしています。

 翼状片は異常な白眼(結膜)が黒眼(角膜)に侵入していく病気です。手術は侵入してきた結膜を除去するのですが、再発することも多いので再発予防に抗がん剤を使用しています。抗がん剤と聞くと怖い感じがしますが、使用法を十分検討して適切に使えば、有効な手段になります。

【2018年1月1日号】

dr_sakai
さかい眼科 院長 酒井 亮一
大阪府泉北郡忠岡町忠岡東1-20-23 ☎0725(20)3103
http://www.myclinic.ne.jp/sakai_cl/