連載コーナー

初春ビッグインタビュー 西本智実氏 

Pocket

新年第1号は、世界的に活躍する『世界のマエストロ』西本智実氏に、本紙「ほのぼのエッセイ」でお馴染みの童謡詩人 冨岡みちさんがインタビューしました。

冨岡
あけましておめでとうございます。
本年は2月に浪切ホール芸術ディレクターの就任記念公演として『第九』の指揮をして頂けるそうですね。

西本
浪切ホールは日本有数の素晴らしい劇場施設です。『第九』は何度も指揮をしていますが、その度に新しい発見があり、新しいベートーヴェンに出会うことができます。指揮者としてのコンセプトは貫きつつ、オーケストラや合唱や場所、その時々の状況によって毎回新たに奏者たちと作りこんでいきます。

冨岡
とても深い意味があるお言葉だと思います。
ところでヴァチカン国際音楽祭では、招聘されて昨年11月で5年連続出演となりますが、ヴァチカンの大聖堂での指揮はいかがでしたか?

西本
聖地での荘厳な儀式の中で演奏する重みを感じています。そこでの演奏はヴァチカン放送から世界に中継されています。大きなプレッシャーを受けますが、イルミナートフィルハーモニーオーケストラ&イルミナート合唱団は高い評価を頂戴しており、今年からはヴァチカン国際音楽祭レジデントオーケストラの称号が与えられます。

冨岡
私もヴァチカンに行きましたが、大聖堂の中での西本さんの華麗なる指揮や皆さんの演奏が目に浮かぶようです。浪切ホールでの今後の活動についてお聴かせ下さい。

西本
浪切ホールは関空に近い利便性も生かし、世界の人々が集う「発信の場」として広げていきたいと思っています。また、第九演奏の前には、岸和田のだんじりの音楽を使ったオーケストラ作品の作曲も依頼しており発表いたします。

冨岡
素晴らしいですね。それでは最後に若い 音楽家を目指す方々に一言お願い致します。

西本
表現者としての役割を感じるのであれば『フェルマータ』記号のように、360度自身の視野を広げ挑戦していってほしいですね。

冨岡
世界約30ヶ国で指揮をとられてきた豊かな経験からとても大切な事を教えて下さりありがとうございました。

《インタビューを終えて》
いろんな質問に真摯に答えて下さった西本さんの頭の良さに敬服でした。今年も西本さんの世界がますます広がっていってほしいと多くのファンが願っていることでしょう。そして浪切ホールが世界中の音楽ファンが集うホールとなりますよう期待します。

【もしもし新聞2018年1月1日号】